2013年1月4日金曜日

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LEWIS FUREY /  THE HUMOURS OF
この2ndを初めて聴いたのは20代の頃で衝撃を受けたのはその歌に宿る深い淵に降りていく自分だった。それはL.リードのような用意された退廃ではなく周囲になじめず放浪する自滅感がリアルだった(笑)。この世界に染まった僕は彼より先に訪れるC.ローレ公演時にこの会場の必ずどこかで彼が観ているんでは?と念じてやまない想いが今も忘れられない。彼女はとても頑張っていたがそれはやっぱりL.フューレイ本人を観たいという切望が増すだけで悲しかった。そして5,6年前だろうか、彼のまさかの初来日公演は、確かにあの声だった。あまりにも本物過ぎて僕は浦島太郎を見ているようにも思えた。しかしそのバックの演奏陣は彼の愛する息子や娘たち家族だった。僕の幻想はここで終演した。(pleco)